ふとしたことで金融業界の片隅に席をおくことになり、ファイナンシャルプランナーの試験を受ける羽目になりました。還暦近くになるまで全く縁のない世界いた私がです。
結論からいうとファイナンシャルプランナー3級(FP3級)試験は難しくありません。何しろ経験のないおじいちゃんが独学で合格できるのですから。
○ファイナンシャルプランナーはお金の専門家
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家です。低成長、低金利の時代になり、金融自由化となった今、自分のお金は自分で守らないといけません。自己責任の世界です。しかし、自己責任とばかりに複雑極まりない金融の世界に単身で放り込まれても身動きできません。そこでファイナンシャルプランナーの登場というわけです。
○FP試験は範囲が広い
お金の専門家として認めてもらう試験ですから、お金のこと全般が試験範囲になります。社会保険、年金、ローン、生命保険、損害保険、貯蓄、株式、債券、税金、不動産、相続などなどです。
しかも、お金=ソロバン・・・、つまり計算が多いのです。
どうでしょう、難しそうでしょう。
○安心して下さい、簡単ですから
上位の資格はともかく、FP3級の難易度は低いです。合格するだけでしたら。
・6割できれば合格できる
学科試験、実技試験ともに6割正解すれば合格できます。4割間違っても良いわけですから全部覚える必要はないとも言えます。しかも、部分合格できるのです。
・過去問の繰り返しで合格できる
過去問からの出題が多いです。過去問だけ繰り返し解いておれば合格するレベルです。私も過去問の勉強だけで合格しました。もちろん、過去問にない問題が出題されることもありますが・・・、4割間違えて良いので問題ありません。
・すべてが選択式だから合格できる
FP3級では記述式の問題はありません。すべて2択か3択問題です。計算問題も同様です。答えが書いてあるので計算ミスしてもミスに気が付きます。しかも電卓もちこみokです。
○私は30時間の勉強で合格しました
FP3級の試験を受ける羽目になってから勉強期間は1ヶ月半程度でした。出勤前の1時間弱を勉強の時間にあてました。出勤前ですから週末はお休みです。なので大よそ30時間程度の勉強でした。
その大部分を学科試験の過去問をやっていました。実地試験は直前の1週間程度です。実地試験も過去問だけです。
過去問を解いて、間違ったり自身のない問題はテキストで確認する。それの無限ループでです。
○テキストは最新版を、問題は3年分を
FP試験の分野は法律などの改正も多い分野です。特に税金の部分などは毎年かわります。なのでテキストは最新版を用意する必要があります。過去問が有効といっても古いものは間違って覚える可能性があります。とくに大きな改正があったところは、改正後の試験にでる可能性が高いです。
○ファイナンシャルプランナーの資格は役に立つ
金融の世界に迷い込んだとたんにFP試験を受ける羽目になりました。つまり、金融の世界では必要な資格と言うわけです。そうなると職業によっては就職に有利な資格とも言えます。また会社に勤めなくても、上級の資格をとって独立することも可能です。
それよりも何よりも、お金の専門家になることは良い事です。お金を賢く使う、貯める、守るための、自分自身のファイナンシャルプランナーになるという魅力です。これは、他の資格にはない魅力です。