田舎暮らし

鶏の卵を孵化させてみました

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ニワトリの孵化

わが家の鶏は雄も1匹いるので有精卵です。そこで卵の孵化に挑戦してみました。卵の孵化には温度と湿度の管理がひつようです。そして転卵もしてあげる必要があります。転卵は最低でも6時間ごとにやってあげる必要があります。

孵卵器

わが家の雌鶏たちは、どうも抱卵する気配がありません。かと言って温度、湿度の管理、転卵を私が付きっ切りでやることも出来そうにないので孵化を買いました。リトルママという家庭用の孵化器です。とてもコンパクトで3個の卵を孵化させることができます。

孵化の条件

鶏の卵は抱卵初めて21日で孵化します。鶏はいくつかの卵が集まってから抱卵する性質があるので卵を産んでからすぐに抱卵するわけでは無いようです。

温度、湿度は次の条件で卵を温めます。

温度 37.4度
湿度 50%~60%、孵化直前は60%~70%
転卵 最低でも6時間ごとに90度

 

結構、大変な作業です。孵化器はこれを全自動でやってくれるの頼もしい存在です。夜中に転卵する音が1時間ごとにするのは気になりますが、これも必要なことですから我慢しましょう。

孵化のスケジュール

鶏の孵化では通常3回程度の検卵をするようです。検卵で卵の発育状況を確認して中止卵の場合は除去します。

ニワトリの孵化 嘴打ち
20日前後になると殻の中から鳴き声が聞こえたり卵が動いたりします。嘴打ち(はしうち)が始まるのもこの頃で卵に穴が開き始めます。最初の嘴打ちから、実際にヒヨコが孵化して出てくるのは結構時間がかかります。

ニワトリの孵化

6日 1回目の検卵、血管が見え始めます。
12日 2回目の検卵、血管が太く発達して、胚の動きも活発になります。検卵して血管がはっきりと見えずに動きがなければ途中で死んでしまった中止卵の可能性があります。
18日 3回目の検卵、胚が大きくなって気室以外は全体が黒く見えます。この頃から転卵は中止します。
20日頃 卵の中から鳴き声が聞こえたりします。嘴打ち(はしうち)が始まり殻に穴が開き始めます。
21日頃 最初の嘴打ちから概ね24時間ほどで孵化します。

検卵の方法

暗い場所で卵をやわらかいタオルの上などに水平に置きます。小さい懐中電灯を卵の尖っていない方に密着させてみると血管の状況や胚の動きを観察することができます。
検卵中は温度が下がるので暖かい部屋で素早く行う必要があります。激しく揺らしたりすると孵化率が下がるので注意が必要です。

生まれてから

孵化してから2週間までは、温度と湿度がの管理が大切です。この時期の死亡原因は温度管理によるものがほとんどです。できれば冬場を避けて暖かくなってから孵化するようにした方が良いです。
温度管理用にヒーターや電灯などを使って温度管理を行います。36度を1週間は維持してください。私は小さい電気カーペット(電気座布団という感じの小ささ)とペットボトルにお湯を入れた湯たんぽで温めてやりました。電気カーペットよりもペットボトル湯たんぽが効果がありました。

ヒヨコ

可愛いからとあまり触らない方が良いです。人の手は思いのほか冷たいのでヒヨコの体温を奪ってしまいます。
水も気を付けて下さい。小さいヒヨコの頃は飲み水に注意が必要です。ひっくり返ったり、こぼれやすい容器はもちろん、ヒヨコが入ってしまうような容器も避けましょう。結構大きくなっても水に濡れて体温を奪われ、死んでしまうということがあります。

餌は幼鳥用の物が市販されています。私の場合は色が黄色くてヒヨコらしい間は幼鳥用を与えていましたが、羽根の色がついてき始めた頃から成鳥用の餌に切り替えました。

鶏類は刷り込みがあります。最初に動く物を親と思い込みます。小さい頃に人間との関わりをもったニワトリは良くなつきます。温度管理に気を使いながらも、刷り込みに力を入れて遊んでやってください。

私の使った孵卵器

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