家の周りの杉の木を切り倒したものの、丸太のままでは使いずらいので何とか製材できないものかと試行錯誤しています。前回は丸太に直付けのゲージをとりつけてチェーンソーで縦引きしました。それなりに上手くできましたが、今回は専用の治具をつかって製材しました。
スモールログミルがやってきた
使ったのは以前から気になっていたグランバーグ社のスモールログミルです。楽天市場で見つけて気になっていたのですが、長い間「在庫なし」の状態でした。ところが、突然「在庫あり」に変わったのです。思わず購入ボタンをクリックしてしまい、数日後にはこの田舎家にカルフォルニアからはるばるとスモールログミルがやってきたのです。
届いたものは思ったよりも小さい梱包です。開けてみると丈夫そうなスチールの棒状のものやアーム、ボルトなどが入っていました。気になる説明書は・・・やっぱり英語かぁと思ったら日本語の組み立て説明書と製材方法の説明書が入っていました。
組み立て
組み立ては簡単です。四角い棒状のレールでフレームを組み立てます。そこにハンドルを取り付けて、最後にガイドを取り付けます。説明書を見ながら30分程度で組み立てることができました。説明書は手順ごとに写真入りで説明してあるので分かり易いです。
製材
製材の説明書では最初に上部にガイドレールを付けるように書いてありましたが、わたしは前回やったように直付けのゲージで丈夫の基準面を切出しました。この基準面がその後の製材の制度を左右します。やはり面倒がらずにガイドレールを使って最初からスモールログミルを使った方が良いかもしれません。
スモールログミルは小型チェンソー用のツールです。チェーンソーのバーが500mm以下です。製材可能板厚は13mm~330mm、最大板幅は430mmとあります。
今回製材してみたのは長さが1m程度ですが、中央部ではチェン―のバーの長さがたりません。しかしスモールログミルはチェンソーのバーを片方だけで固定するので寸足らずのまま縦引きすることができます。
当然ながら切り離すことはできないので反対側からもう一度縦引きして製材することになります。
精度の問題ですが、こんな方法でもなんとか板の形になりました。両側から刃が入り重なったところは段がついてしまいましたが、プレーナーで修正できる程度です。
最初だったので厚めに製材しました。チェンソーの取り付けガイドの目盛りで3に合わせて製材したところ、約80mm程度の厚めの板になりました。インチ目盛りでしょうから75mmというところでしょう。
チェンソーの刃が使い込んでヘタっていたのですが思いのほかスムーズに切れました。スモールログミルのハンドルを押して行けば良いだけです。今回は長さが短かったのでクサビなども必要ありませんでした。
出来上がったのは厚めの3枚の板
全部で3枚の板を製材しました。前述のように往復で製材した部分もありますが、切り始めるとスイスイと進む感じです。
どちらかというと準備に時間がかかりました。たった1mの丸太でも太くなると据え置きに時間がかかってしまいます。次回はウィンチを使ってさっさと取り掛かりたいものです。
製材したちょっと厚めの板は、しばらく軒下で乾燥させます。乾燥させながら何に使おうかと思案中です。旅行に行く前のワクワク感にもにています。何か出来上がったらブログで報告しますね。
スモールログミルはチェンソー製材の強い味方になってくれます。最初の基準面さえちゃんと切出せばあとは早い。しかも私にとっては十分な精度で製材してくれます。衝動買いに近いような買い方でしたが、十分に満足のいく結果でした。