わが家には山里に家らしく色々な木があります。そんな木々に寄生して枯らしてしまうのが厄介なカミキリムシです。今まで何本もの木がカミキリムシにやられてしまいました。そして我が家のとうとう我が家のシンボルツリーのモミジの木にカミキリムシの穴を見つけたのです。そのカミキリムシをやっつける話です。
カミキリムシって?
子供のころは触角が長くて綺麗な羽根をもつカミキリムシはカブト虫、クワガタと同じく捕まえて飼ったりした虫です。
しかし、山里に古民家をかって裏山などに果物の樹なんかを植え始めると、とても厄介な害虫でしかありません。
成虫は春先の5、6月頃に飛び回っています。昔のよしみで見逃していたのがまずかったのでしょう。かれらは、あの強い顎で木の幹に侵入して卵を産み付けます。
卵からうまれた幼虫は白い芋虫で木の中を食べながらトンネルを掘っていくのです。幼虫が成虫になるまでの1年から2年もの間、ひたすら木の中を食べまくります。
カミキリムシの食害
カミキリムシのいる木は段々と弱っていき枯れてしまいます。小さな木は直ぐに枯れ始めるので気づくのですが、大きい木は中々気づかないこともあります。
わが家のモミジの木は随分と大きくなっており、毎年秋には綺麗に紅葉してくれます。そのモミジの下に鋸屑のようなものが落ちていることがありました。カミキリムシの幼虫の排泄物です。よく見ると小さな穴から落ちていました。
こうなると木はみるみる弱っていきます。仕方なく枝を切り落としたのですが・・・すでにその下の幹まで穴を掘っているようでした。ほどなく同じような屑が違う穴から落ちて来始めました。カミキリムシの幼虫は樹木の奥深くにいるので駆除も簡単ではありません。そのまま放っておくとモミジの幹が穴だらけになります。
カミキリムシ用の殺虫剤
ネットで調べてみるとカミキリムシ専用の殺虫剤がありました。早々に取り寄せて使ってみました。
殺虫剤には細いノズルがついていて、そのノズルは前方向だけでなく上下にも穴が開いていました。ノズルを穴に差し込み噴射すると上下方向、つまりカミキリムシの穴の方にも殺虫剤が噴射されるという優れものです。
一度殺虫剤を注入して様子をみると例の屑は出て来なくなりました。念のために数日後にもう一度殺虫剤を注入しておきました。今のところ大丈夫なようです。
それでもダメなときは針金を差し込んで幼虫を突き刺すという力技もあるようですが、くねくねしたトンネルのなかの幼虫をうまく刺せるか疑問です。
まとめ
まず成虫を昔のよしみなどと言わずに捕獲することです。これは大切です。もし樹木が急に弱ってきたり、下に鋸屑のようなものが落ちていたら穴を探して幼虫の場所を突き止めます。枝の部分だったら穴の下の方から切って焼却処分します。
まだ樹木の弱り方が少なかったり、太い部分だったら殺虫剤が有効です。この殺虫剤は効果があります。
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