私が田舎に古民家を買ったのは5年前のことです。実際に引っ越してから2年が過ぎました。
ダッシュ村に憧れて・・・
某テレビ局の「鉄腕ダッシュ」のダッシュ村などを見ていると、田舎暮らしがとても面白そうでした。家庭菜園で野菜を育てるのも面白そうです。そんな事を思っているときに目についたのが不動産屋さんの新聞チラシです。
私が住んでいる鹿児島は御多分にもれず農村部での人口減少が続いています。限界集落と言う言葉も地元紙で見かけることが多くなりました。
私が見つけた古民家物件も、以前に住んでいた町から車で1時間ほどかかる農村でした。田んぼの中にまばらにある家も空き家が目立つ地区です。ただ、そのような農村でも売りにでる物件は多くありません。
田舎の物件は広くて安い
田舎の物件は敷地が広くて安いです。私の買った古民家も敷地が700坪くらいあります。その広さで200万円を切る価格という事でお買い得物件でした。
敷地の中には母屋と離れ、納屋があります。母屋は古いですがリフォームもしてあり、そのまま住むことができました。離れは随分と荒れていて今は物置として使っています。納屋はトタン葺きの屋根に穴が開いている状態です。
700坪の中には裏山と少しばかりの畑、そして車が5台くらい停められる広場があります。家庭菜園をするには丁度良い環境です。
買ったときは裏山や家の周りが竹林になっていたので、その竹をきる事から始めました。週末ごとに行ってはナタとノコで地道に竹を切っていきました。畑も随分とあれていましたが耕して野菜を少し植えてみました。少しすっきりとしたところで引っ越してきた感じです。
同じ集落に移住した人が他にも
私の他にもこの集落に町から移ってきた人がいます。その方も農業に興味があり田んぼ付きで古民家を買ったということでした。ただ家は済める状態ではなく立て替えていました。今では有機栽培で田んぼを作っています。田植え機などの農機具も使わずに、ほとんど手作業です。こだわりの米作りを実践している方です。
都会で暮らしている方の中にも田舎暮らしに憧れている方も多いようです。
最近ではそんな方々のために古民家をあっせんする業者もあるようです。私のように近場の不動産物件を探す方法もあります。田舎では空き家が増えているので探せば見るかると思います。
もちろん田舎ならではの不便さはもちろんあります。集落の付き合いも町場にくらべるとディープです。しかし、ダッシュ村で見た育てる喜び、作る喜びがあります。
町場では家庭菜園もままならないですが、田舎に住むと心置きなく野菜などを育てることができます。周りには経験豊富な先輩方がいるので教えてもらうこともできます。
そんな田舎暮らしの楽しみ方を、おいおいと紹介していこうご思います。