田舎暮らし

養鶏にチャレンジ 鶏を育てて卵を産ませる

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鶏

 

鶏を飼っています。雄鶏が1羽と雌鶏が3羽です。
3年くらい前にペットショップでヒヨコを買ってきました。順調に育ってくれて毎日、卵を産んでくれます。

しかし、卵の調達だけだったらスーパーで買った方が安いし、面倒なことがありません。でも、楽しみもありませんよね。それに自分で飼っているので安心、安全です。
昔は田舎ではどの家でも鶏を飼っていたものです。随分と少なくなりましたが、今でも私の住んでいる集落では鶏を飼っている家があります。

鶏は食肉用、採卵用、鑑賞用など種類が多くあります。鹿児島では薩摩鶏が有名ですが、薩摩鶏は観賞用でしょうか。お隣の宮崎では食肉用の地頭鶏(ぢどっこ)が有名です。
しかし、今回飼うのは卵が目的なので採卵用の鶏です。

鶏を飼うメリット

・新鮮な卵を毎日産んでくれる

雌鶏は毎日卵を産んでくれます。生まれてから5ヶ月くらいから産み初めて、概ね5年間くらい産んでくれるそうです。毎朝、鳥小屋に行って卵を採るのが楽しみの一つです。

・自分で育てるので飼料などをコントロールできて安心

自分で育てるので好きな餌を与えることができます。狭いゲージで配合飼料で育てられる商業養鶏とは違って安心です。

・何でも食べてくれる

鶏はなんでも食べてくれます。主食はトウモロコシなどを粉砕した鶏用の飼料ですが、残飯や野菜屑、いらない葉っぱなど投げ込んでおけば綺麗に食べてくれます。外に放しておくと雑草を綺麗にたべてくれ、潜んでいる虫なども掘り出して食べてくれます。また、そのように運動をして自然の食物を食べた鶏の卵は美味しいです。

卵

 

鶏を飼うときの注意

・雄鶏は大きい声でなくのでご近所に迷惑

雄鶏は夜明けと共に鳴き始めます。結構、大きい声でなくのでご近所が近いと苦情になるかもしれません。ただ、雌鶏はあまり鳴きません。雌鶏だけでも卵は産んでくれるので、声が気になる時は雄鶏を飼うのは止めた方が良いでしょう。
しかも、雄鶏は気性があらく飛びかかってくることがあります。縄張り意識があるようです。

・小屋を作らないといけない

放し飼いでも良いですが、イタチなどにやられるリスクが大きくなります。放し飼いが主でも鳥小屋を作っている方も多いようです。わが家でも時折外にだしますが、夜は鳥小屋に戻ってくれます。

・糞の匂いと処理

鶏は結構、糞をします。臭いもあるので小まめな掃除が必要です。わが家では精米所からもみ殻を貰ってきて撒いています。週に1回程度に鳥小屋の中を掃除して畑の肥料にしています。

・餌代が結構かかる

餌代はそれなりにかかります。鶏3羽が20Kgの飼料を1月半くらいで食べてしまいます。わが家で買っている資料は一袋1,300円なので・・・毎日産んでくれたら1個が10円くらいの卵ということでしょうか。

まずは鶏小屋をつくる

山里で家の隣は杉山です。イタチやアナグマなど鶏の天敵がいるので鳥小屋は必要です。
納屋の壁を利用して鳥小屋を作りました。小屋を作るのは初めてでしたが、垂木と金網、合板でなんとか作り上げました。イタチなどは穴を掘ってくるという事で穴を掘ってトタン板をうめ、回りをブロックで築いてつくりました。それほど心配する必要はなかったかもしれません。
ヒヨコで来た時は快適でしたが成長してからは手狭なようです。もう少し大きめに作った方がよかったかもしれません。

ヒヨコ

運動場を作る

鳥小屋が手狭になったこともあり運動場をつくってあげました。最初は獣除け用の網で囲っただけでしたが、鶏は思ったよりも飛ぶようで、よく脱走をしました。そこで、上の方も網でおおってしまいました。いまでは夜は鳥小屋のなかで眠り、昼間は網で覆った運動場でウロウロしています。

餌と水

水は新鮮な水を十分にあげます。鶏たちは水桶に足をかけたりするので、倒れないような浅い容器がいいです。中に入ったりして汚れるのも早いので、できれば毎日、水を変えてあげましょう。
餌は様子を見ながら食べ残しの無いように与えます。鶏たちは結構たべます。中にはのど袋にため込んだうえに水で膨らんでしまって、喉がボッコリとなっていることもあります。最初は朝、夕と2回与えていましたが、今は朝だけ与えています。

餌は穀物を中心とした鶏用の飼料を与えます。時折、畑でとれた野菜の葉っぱやスーパーで貰って来たキャベツの外葉をあげたりします。なんでも食べるので食べ残しなどもあげています。

環境

鶏の幼いころは寒さに弱いです。ヒヨコを買う場合は十分に暖かくなってからが良いと思います。また、小さいときは水にぬれると体温が奪われて死んでしまうことがあるので注意します。

鶏小屋は風通しをよくして熱気がこもらないようにする必要があります。ここは南国なので寒さのことはあまり気にしませんが、寒冷地では注意が必要でしょう。冬の間に弱って死ぬ鶏がいます。

小屋には衛生管理からも敷物をした方が良いです。わが家では精米所から籾殻を貰ってきて撒いています。籾殻などの入手が簡単なのも田舎の特権でしょうか。ただ、時々変えてやらないと直ぐに糞で黒ずんできます。

終わりに

鶏の寿命は5年から10年ほどと言われています。卵は5年くらい産んでくれるようですが、加齢とともに産む量が少なくなってきます。卵を産まなくなった鶏は・・・たぶん、潰して食べることになるでしょう。

面倒なこともある鶏飼育ですが、鳥小屋に餌をもっていくと寄って来るのを見ると可愛いものです。そして、そこに卵を見つけると嬉しくなります。

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