夏と言えばビールです。ビールと言えば塩ゆでの枝豆がつまみの定番です。自分で育てた枝豆で飲むビールは格別な味です。挑戦してみる価値は十分にあります。
枝豆は大豆の熟していない若い実です。大豆は味噌をつくったり色々と役に立つ作物ですが、直接料理に使う野菜としては枝豆の方が身近ですね。
枝豆の特徴
・豆類は育ちが早く育てやすい
豆類は育てやすい作物が多いです。発芽した時点から苗が大きく成長も早いのが特徴です。肥料も少量でよく追肥も必要ありません。
ただ豆類は鳥たちの好物なので食害には注意しないといけません。カラスたちに見えないように植えるなど・・・まぁ、対策としては寒冷紗などをかけます。
・大豆と緑黄色野菜の特徴を両方もっている
枝豆は畑の肉とも言われる大豆の特徴と緑黄色野菜としての特徴を兼ね備えた作物です。ビタミン類やカロテンなども豊富で夏バテ防止には栄養素としても、収穫時期としても、ビールのつまみとしてもピッタリの作物ですね。ビールは・・・精神的に夏バテ防止に良いかもしれません。
枝豆の栽培
・土づくり、畝つくり
植えつける1週間前に元肥と石灰を撒いて耕しておきます。枝豆の根は浅いので、それほど深く耕うんする必要はありませんが30cm位はよく耕しておきましょう。
枝もあまり伸びないので株間は30cm位でよいです。私は1条蒔きで黒マルチを行いますが、2条蒔きにすると寒冷紗が掛け易いです。
・植え付け
枝豆は鳥さんたちの好物です。植えた端からカラスが突っついていたりするので鳥害対策は必要です。慣れないうちは苗を調達するか、ポット植えにして発芽後に移植した方が無難です。種を直播するときは植えた後に寒冷紗をべた掛けして鳥害対策します。
温暖な気候を好むので温度が上がってから植えます。あまり早く植えると発芽せずに腐ってしまうことがあります。1カ所に2,3粒の種を蒔いて間引きの必要もありません。
・管理、追肥
特に難しい管理はないです。間引きも追肥も必要はありません。肥料をやりすぎると実つきが悪くなったするので注意しましょう。
発生しやすい害虫はカメムシ、コガネムシなどです。害虫対策として寒冷紗トンネルで覆ったりします。花芽が付く頃から寒冷紗をかぶせても効果があるようです。
・収穫
実の入ったさやが膨らんできたら収穫時期です。植え付けから3ヶ月程度が目安です。収穫期間は短く、うっかりするとさやが黄色くなって熟れ過ぎの状態になるので注意が必要です。
・利用、保存
収穫後は味が落ちるのが早いので、出来るだけ早く食べるようにします。食べきれないときは湯がいて冷凍しておきます。
わが家ではもっぱら塩ゆででビールのつまみというパターンがおおですが、さやから実を取り出して炊き込みご飯にしたり、味噌汁の具にすることもあります。作ったことはないですが、スープも良いらしいです。