農業

ニンニクの栽培 スタミナ野菜と言えばこれ

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にんにく

ニンニクは臭いがきついですが、スタミナ料理には欠かせない野菜です。ニンニク自体もスタミナがあり病気に強く育てやすいので、ぜひ一度はチャレンジしたい野菜です。スタミナ料理はもちろん、肉や魚の臭い消し、薬味など利用範囲が広いのも嬉しいです。
ただ、栽培期間が長く9月に植えつけて収穫は翌年の5月頃です。

ニンニクの特徴

・栄養豊富

スタミナ野菜の代用です。ニンニクに含まれる栄養素はビタミンBをはじめタンパク質、ビタミンC、鉄、アイリンなど豊富に含まれています。
あの独特な臭いの元はアリシンでアイリンが分解されたものです。強い殺菌作用があり、疲労回復、スタミナ増強など昔から重宝されています。

・栽培期間が長い

とにかく栽培期間が長いのが特徴です。9月下旬に植え付けをして翌年の5月の頃にようやく収穫になります。なんと8ヶ月も畑を占領しています。ニンニクを植える時は、この長い栽培期間に注意しましょう。秋野菜のつもりで植えて、翌年の夏野菜の植え付けが遅れてしまったということになりかねません。

ニンニクの栽培

・土づくり、畝つくり

ニンニクは酸性の土壌を嫌います。植えつける前に石灰を撒いて中和しておきます。
寒さにも弱いので黒マルチをするようにしています。

・植え付け

9月から10月に植えつけます。夏の間は休眠に入り、秋になると目覚めます。生育温度は15度から20度です。温度が高いと発芽が悪いので注意してください。
一つの球根に5,6個の鱗片がついています。その鱗片をひとつづつ剥がして植えつけます。鱗片の皮は剥がさずにとがった方を上にします。
植える深さは鱗片の3倍くらいで概ね3cmくらいです。株間は10cmから15cmくらいとります。鱗片はなるだけ大きいものを選びましょう。

・管理

植えつけて芽が出るまでに1ヶ月ほどかかることもあります。複数の芽がでてきた場合は芽かきをします。芽かきをしないと球根が分かれて大きくなりません。
寒い間はあまり成長しません。年が明けて暖かくなると急に大きくなっていきます。4月ころになると花芽が伸びてきます。トウ立ちです。花芽が葉っぱよりも長くなったら摘み取ります。手で折るようにすると簡単にとれます。花芽を残していると球根の成長が遅れるので取り残しの無いようにしましょう。摘んだ花芽は「ニンニクの芽」として料理に使えます。球根はもちろん、葉っぱ、花芽と料理につかえるのもニンニクの嬉しいところです。

・追肥

追肥は発芽して1ヶ月目と2月ころに行います。特にニンニクは寒肥が大切です。成長を始める2月頃の追肥を寒肥といってニンニク栽培の勘所です。化成肥料などを株間に追肥して行きます。

・収穫

収穫時期は5月から6月ころです。葉っぱが枯れ始めたら収穫です。晴れ間の続いた日に収穫するようにしましょう。雨の日に収穫すると乾燥が上手くできないことがあります。

・利用、保存

収穫後数日天日に干して乾燥させます。その後は5個程度を束ねて軒下などに吊るしておきます。よく乾燥すると1年中使うことできます。乾燥が不十分だったり途中で濡れたりすると鱗片が縮んでしまいスカスカの状態になります。
色々な料理に使える優れもののニンニクですが、わが家では醤油漬けにしています。ニンニク醤油は料理の下ごしらえなど重宝します。沢山出来た年は黒ニンニクを作ったりします。

ニンニクの栽培カレンダー

ニンニク

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