農業

稲作 ー1週目 代作り 田んぼを田んぼらしくしちゃいます

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代作り

10日が田植えの予定です。その前にやっておかないといけない大切な作業が代作りです。田植えをするために、田んぼに水を入れてならします。

本来は代つくりは田植えの3日前にするのがベストです。あまり早くすると田植えの時に土が固くなって田植え機の爪が上手く苗を植えてくれません。遅すぎると土が柔らかすぎて植えた苗が抜けて浮いてしまいます。どちらにしても困りものですね。早すぎると草がはえてきますしね。しかし、週末農夫は週末しか作業ができません。10日の田植えを目指して代つくりです。

まず、耕す前に水の確保です。先週は雨も多かったので水には困らないようです。用水路の堰を上げ、水位をたかくして田んぼに水を導きます。代作りの困らないように前の日にやっておきました。今年は水が多いので良いですが、少ない年は困ります。水がないと代つくりになりませんかから。

耕運機で耕す前に肥料をまいておきます。むらなく均一に撒いていきます。
肥料を撒き終ったら畔つくりです。ひとつは水を漏らさないようにするため、そして耕運機が耕せない隅っこに鍬をいれて土を掻き出しておくためです。畔の周りを鍬で掘ったり塗ったりしながら綺麗にしていきます。

代作り

さて、いよいよ耕運機で耕して行きます。水を溜めた状態で耕運機をつかうので泥まみれです。しかし、これで土が撹拌されて細かくなり、やがて田んぼのそこに細かい土の層をつくります。この層で水が漏れないようになるのです。

代作り

代つくりのもう一つの目的は田んぼを平らにすることです。凸凹だと田植え機の爪が土まで届かずに水の中で苗を放すことになります。そんなことにならないようにT字型の代かきで平らにしていきます。あまり押さえつけないように、そして同じ方向に撫でていきます。同じ方向に撫でるのがコツらしいです。

そこまでやって一応の出来上がりです。田植えまで時間があるので水が切れないように多めに調整します。水があふれ出るようだと肥料分も流れるのであふれない程度に。さて、土があまり固くならずに、草も生えないと良いのですがねぇ。

【追記】
・結果として代作り後1週間で田植えを行ったが、特に土が固くなったり草が生えたりという不都合はなかった。今年は水が多く田んぼをほぼ満水状態に維持できたことが良かったのかもしれない。

・耕うんは「細」で行う。1回目は1速で、2回目は方向を変えて3速でも良い。

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