ようやく稲刈りです。田植えから17週目、120日目にして収穫の時です。イノシシ出没などトラブルもありましたが、なんとか最後までこぎつけました。
稲の状態は黄色く色づいて良い感じです。水を放してから2週間ですが、放し方が悪くまだ水が残っているところがあります。そのせいか少し青い所も残っています。周りの田んぼも稲刈りが済んでいるところが多くなりました。この辺りでは10月10日あたりが稲刈りの目安のようです。
ちょうど三連休です。心配していた天気も何とか持ちそうなので師匠の所に稲刈り機(バインダー)を借りに行きいきます。1条刈のバインダーです。
まず、バインダーを入れたり方向転換するため、四隅を手狩りで角狩りします。まず、バインダーの方向転換を確保するために縦方向に植えていた部分を刈っていきます。8条分を刈り取ると、ようやく横方向に刈り始めます。
20条くらいの所に刈り入って、反時計周りにクルクルと回りながら刈り取ります。あとはこの繰り返しです。
今回はイノシシが押し倒したところなどがあったので、竹竿などで稲を起こしながら刈り取る場面もありました。竹竿・・・もしマムシがいたときの用心です。
刈り取った後はハゼ掛です。竹を組み合わせて干し場をつくり稲をかけていきます。足場の竹はしっかりと固定しないと、風などで倒れてしまいます。
駆け終わったら根元の部分を羽子板のような道具でたたいて平らにします。平らにしたら根元部分にビニールをかけて終わりです。ビニールもはげないように1m位づつ括っていきます。根元から入った水は内側の乾きにくい部分を濡らすのでビニールで覆います。稲穂の部分は雨が降っても表面だけ濡れるだけ乾きやすいです。
稲刈り、ハゼ掛けで3連休が終わってしまいました。ハゼ掛けは2週間が目途です。2週間後に脱穀です。早いと乾きません。遅いと乾きすぎて米が割れてきます。
もち米は成長が遅いようで、1週間後の稲刈りです。そして、その2週間後に脱穀です。つまり、うるち米の稲刈り→もち米の稲刈り→うるち米の脱穀→もち米の脱穀と1週間ごとに巡ってきます。1ヶ月間の週末が稲刈りと脱穀でつぶれる感じです。
もうすぐ新米を食べることができます。イノシシの臭いが心配ですが、その結果ももうすぐ分かります。