山里の田んぼにはイノシシが出没します。イノシシはまだ未熟な米を食べたり、稲を倒したりして苦労して育てた米を台無しにしてしまいます。
そこでイノシシ対策の電柵の登場です。電柵は田んぼの周りに電線を張り巡らして高電圧をかけておきます。イノシシが田んぼに入ろうとして触ると電気で痺れるというわけです。結構、効果はあってイノシシ被害が随分と少なくなりました。
その電柵にも弱点があります。雑草です。草が伸びて電柵に触るようになると電気が地面に逃げてしまいます。漏電です。だから、頻繁に草刈りをして電柵の効果を保つようにしておかなくてはいけません。
電柵は他の方の田んぼに繋がっているので、自分だけ草刈りをしないと周りに迷惑をかける事にもなります。
草刈りは電柵対策だけではありません。田んぼにとって大切な水の確保もあります。水路の周りの草を刈って水路の掃除もしておかなくてはなりません。また、作業をやりやすくしたり、こわ~いヘビが住み付かないようにする目的もあります。
そんなわけで田んぼの畔や水路の周り、電柵の周りなどを草刈りしました。時間切れで水路の掃除までできませんでしたが、草刈りをしたことでやりやすくなりました。
さぁ、だんだんと田植えの時期が近づいてきました。