ムカデに刺されました。正確には咬まれたことになるのでしょうか。とっても痛かったです。対処法を間違えると痛さがますようなので、調べたことをメモしておきます。
ムカデに咬まれた顛末
いつものように畑にいって手袋をして草取りをしようとしたところ、チクッ。何かに刺されたなと思って手袋を取ってみたら、手の甲に二つの点々がありました。?と思いましたが作業を続けようともう一度手袋をはめたら、またチクッ。「あっ、手袋の中に何かいる・・・ムカデだ!」と気が付いたときはすでに遅し。慌てて手袋を脱いで中を覗きましたが分かりません。振ってみたら10cm位のムカデが出てきました。そばにあった移植ゴテで真っ二つにしましたが、頭の方と尻尾の方が別々に逃げて行きました。まぁ、そのうちに動かなくなることでしょう。
咬まれたときは蜂に刺されたような痛さです。しかし、本当の痛さは後からやってきます。だんだんと痛みが増してきて、半日ほど痛みが続きました。酷い人は随分と腫れて痛みが中々ひかないとか。酷い時は病院に行った方が良いかもしれません。今回は病院には行かずに色々とためしてみました。
ムカデに咬まれた時の対処法
ムカデは体内に毒を注入するわけではないようです。皮膚の表面に毒を擦り付ける形で皮膚から浸透するらしい。
もしムカデにかまれたら・・・
・43度以上のお湯で温める
ムカデの毒は43度以上(43度~46度)で不活性化するそうです。
でも、41度辺りは逆に活性化するそうなので43度以上を維持しないといけません。43度というと結構熱いです。湿めらしたタオルをレンジでチンして、咬まれたあとに当てると良いそうですが、冷えるとダメなので小まめに加熱を繰り返した方がよいようです。
・石鹸などで洗う
皮膚についているということで洗い流すのが良いそうです。石鹸で洗うとアルカリで中和する効果もあるとのことです。
・虫刺されの薬
ネットで調べたらキンカンが良いと書いてありました。
近くのお婆ちゃんの話では、以前に紹介したドクダミ花の焼酎漬けか、ホウセンカの焼酎漬けが良いとのこと。
やってはいけない事
・冷やす
痛みが増すそうです。ついやってしまいそうなので注意。
・毒を絞り出さない
余計に腫れるそうです。私もついやってしまいましたが、余計に痛くなり、やった方が腫れがひどかったです。
・毒を吸い出さない
皮膚から浸透することを考えると唇や口の中が酷いことになりそうです。
ムカデの駆除
わが家は古いのでムカデが良く出てきます。今回は手袋に入っていましたが、狭くて暗い所が大好きです。靴の中などに入っていることもあるので履くまえに逆さにふるようにしていますが・・・まさか手袋の中にいるとは思いませんでした。今日から手袋は上から押して何もいない事を確認しています。
ムカデの侵入防止
ムカデは壁などもよじ登ってきます。古い家は密閉度が低いので何処から侵入してくるか分かりません。まずは家の中に入ってこないようにしないといけません。
ムカデなどの侵入防止用の殺虫剤が市販されています。白い粉のような薬で家の周りを囲うように撒いていきます。これで我が家も家の中で見ることが少なくなりました。ちなみに今回の手袋は野外に干していたものです。
玄関などの薬が撒けないところはスプレータイプの殺虫剤を吹きかけておくと効果があるようです。
もしムカデを発見したら・・・
普通の殺虫剤では効かないのか、そのまま逃げてしまいます。どっかで死んでいるのかもしれませんが確認できないので不安です。わが家では火挟みでつまんで焼き殺しています。まぁ、普通は火あぶりの刑など出来ないでしょうからムカデ用の冷却タイプの殺虫剤が良いでしょう。
ガムテープで捕まえて身動きできないようにするのが手軽です。
意外に効果的なのがハサミで切ってしまうとう方法。ムカデはそれほど素早くないです。足の多さが災いしているかもしれませんね。遅くて細長いので何かでおさえてチョッキン。切っても別々に動いていますが、そのうちに死んじゃいます。
捕まえる時や、殺虫剤で動きが鈍くなった時に、不用意に触って咬まれないように注意してください。向こうも必至ですから。
ただ、彼らの毒は獲物の虫や小動物を狩るためのものです。闇雲に人間を咬むようなことはありません。体についていた時など慌てて払うと、かえって咬まれるということに。
田舎生活は楽しいことも多いですが、ムカデなどとの遭遇も覚悟しないといけません。田んぼにはマムシもいます。危険生物も「敵を知らずんば・・・」です。