梅雨が明けて青空が多くなってきました。田んぼの水が心配です。案の定、下の田んぼの水が少なくなってひび割れていました。とは言っても今までの雨で水量はそこそこあるので取り込みの水口を調整して水が溜まり始めました。
小さかった苗も大きくなって30cm位になっています。根元も太くなって分けつも始めているようです。そろそろ追肥の時期でしょうか。
今日は田んぼの畔の草刈り作業をしました。田んぼの周りにはイノシシ対策ようの電柵がしてあります。まだ動作させていませんが、畔をあるくとイノシシが掘ったような穴がありました。これから稲が成長していくと田んぼの中にイノシシが入ってくるようになります。それを防ぐために電気で撃退するための電柵です。
電柵はアース(地面)と電線の間に高電圧をかけてイノシシなどが触ると感電させます。わが愛犬の承太郎が散歩中の触ってしまい大騒ぎしたことがあります。もちろん、人間も感電してしまいますので注意しないといけません。痛いです。雨の日など特に・・・。
ただ、この電柵は電線とアースの間に電圧がかけてあるので、草が伸びて電線に接触すると草をつたって電気がアースに流れてしまいます。いわゆる漏電です。こうなると電柵の効果がなくなり、イノシシも難なく電柵を乗り越えてきます。
そこで畔の草刈りが必要になるわけです。電柵の下の草を刈り取るのです。しかし・・・夏草は伸びるのが早い。草刈り作業自体が大変なのに、頻繁に繰り返さないといけないです。そこで、今回は草刈りのあとに電柵の下だけは除草剤を撒こうと思っています。
山里の田んぼ独特の苦労かもしれませんね。平野部の田んぼでは電柵を見かけることはありません。この辺りでは田んぼだけでなく、さつま芋を植えている畑でも見かけることがあります。
猟師さんが少なくなっているのでしょうか。でも一番の原因はイノシシが平和にすごす森が、少なくなっているからかもしれません。ともかく一つの対策として電柵が張り巡らされいます。見かけたら山里の農家の哀しみを思いつつ、不用意に近寄らないようにしてください。