米作りもいよいよ終盤です。あと1ヶ月もすると水を放して稲刈りの準備です。
田んぼに行ってみると穂が出そろって、一斉に花を咲かせていました。稲の花は小さくて目立たないですが、米作りをしていると愛おしく感じます。
昨日、田んぼを見回りしていたら、何者かが田んぼの中に入っていました。まだ稲丈が低いので倒れてはいませんでしが、それでも走り抜けた跡がくっきりと残っていました。イノシシです。稲の実がつく大切な時期にイノシシに暴れられてはたまりません。早々に電柵のスイッチを入れました。
電柵を稼働させるにあたり、今日は畔の草刈りをしました。前回の草刈りから随分と時間がたっているので、草が伸びて電柵が漏電してしまいそうです。
しかし・・・、稲の病害虫のことでネットを調べていたら、稲の出穂の時期には畔の草刈りをしてはいけないとありました。ショックです。
カメムシなどは畔の草などを寝床にしていて、今の時期に草刈りをするのは彼らを田んぼの稲の方に追いやるようなものということでした。
草刈りは出穂の2週間前までに終わらせるのが基本で、出穂後はしばらく草刈りは控えるのだそうです。そもそも、畔に草をはびこらせるのは害虫を呼び寄せるようなものだとか。そうですよねぇ。
虫退治の農薬はなるだけ使わないようにしたいと考えています。しかし、害虫によっては稲が全滅することもあるようなので、注意深く観察しておこうと思います。大発生していたら農薬散布も致し方ないところでしょう。
もち米はうるち米と比べて成長が遅いようです。植えたときは区別がつかなかったのですが、今ははっきりと区別がつくようになっています。もち米はまだ出穂しておらず、稲丈が低いです。稲葉が濃い色をしていて、もち米とうるち米の境目がはっきりと分かるようになりました。
害虫、イノシシ、ときどきマムシと心配事は色々とありますが、日々成長する稲を見るのは楽しみです。観察したり、先輩方に聞いたりして、来年のために記録しておこうと思います。