カタクリの花です。
随分と暖かくなってきました。山の花たちも急いで紹介しないと間に合いません。
今回はカタクリの花です。カタクリ・・・そう、片栗粉のカタクリです。
ただ、今流通している片栗粉はジャガイモのデンプンなどから作られているそうです。
そうそう、花の紹介でした。
カタクリの花は霧島では見たことがありません。九州では自生している山が少なく、熊本が南限のようです。
4月頃に五木の山々で見かけます。カタクリは花の咲く期間が短く2週間程度です。開花情報などを注意深く見ていないと出会えない花です。
花はとても可憐な花で、紫色の花びらが反り返って咲きます。
カタクリの花は日が照らないと咲きません。折角訪れても日差しが無いと一日中開かないこともあります。
日差しを受けると、俯き加減に花びらをそらせて咲きます。俯き加減のところがいいですね。可愛い感じです。まさに春の妖精です。
実際、カタクリの花は開花時期が短い事もあり、春の妖精、スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と呼ばれています。春先に花をつけたあと夏過ぎには葉もかれて地下茎で過ごす儚い花たちです。
カタクリ データ
日本名 | カタクリ(片栗) |
場所 | 熊本、五木 |
時期 | 4月中旬 |
学名 | Erythronium japonicum Decne. |
科名 | ユリ科カタクリ属 |
メモ |