私が最初に御朱印を貰ったのは霧島連山の麓にある霧島神宮です。霧島連山は天孫降臨の伝説が残る高千穂峰を始め20余りの山々が連なっています。霧島連山は火山の集まりで度々噴火しているようです。近年では平成23年の新燃岳の噴火が記憶がありますが、この噴火で霧島連山の縦走が出来なくなりました。
そんな霧島連山を取り囲むようにあるのが霧島六権現と呼ばれる神社群です。山岳信仰と怒れる山を鎮めるために、性空上人が西暦600年頃に整備したそうです。
霧島六権現のような一つのテーマで集まった神社群を廻って御朱印を集めるのも面白いです。
文字通り霧島連山を取り囲むように配置された六社ですが、明治の初めころに夷守神社が霧島岑神社に合祀されて現在は5つの神社となっています。
霧島神宮
西の日光と称される雅な神社です。霧島連山を背に朱塗りの社殿が立ち並ぶ姿は荘厳な趣です。以前は高千穂峰の山腹にあったということですが、度々の噴火で遷座を繰り返した神社です。いつも観光客であふれており、初詣も人気の神社です。
霧島東神社
霧島連山には多くの火口湖がありますが、その中でも一番大きなのが御池です。その昔、のちの神武天皇が御幼少のころ泳いでいたと言われる湖ですが、その御池を見下ろすように建っているのが霧島東神社です。霧島連山の盟主ともいえる高千穂峰山頂にある逆鉾は霧島東神社の社宝です。
東霧島神社
参道の鳥居の横に大きな赤鬼がいて出向えてくれます。神社と鬼とは面白い取り合わせですが、参道の石段を鬼たちが積み上げて作ったという伝承があります。この石段を願い事思いながら振り向かずに登ると叶うそうです。私は終わり近くで振り返ってしまいました。残念です。
狭野神社
神武天皇生誕の伝承がある宮崎県高原町にある神社です。神武天皇のご幼名は狭野尊ですから、その所縁の深さが偲ばれます。狭野神社は参道が長く両脇の杉の大木が見事です。近くには皇子原公園があり家族連れで賑わっています。、ここの彼岸花の群生は見ごたえがありますよ。
霧島岑神社
霧島岑神社は夷守神社が合祀されています。ということでこちらの御朱印は霧島岑神社と夷守神社の銘が入っています。ちょっとお得な感じの御朱印です。
霧島連山の東端にある夷守岳の麓にあります。
自然と神話への誘い
其々に趣がある神社群です。霧島の大自然の中で悠久の時間を堪能しながら参拝してみてはいかがでしょうか。車ですと1日で5社を巡る事ができますよ。
霧島連山の麓には、他にも白い蛇で有名な霞神社、日本武尊をまつる白鳥神社などがあります。合わせて参拝してみてはいかがでしょうか。