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開聞岳登山 日本百名山で一番低い山だけど結構きつい

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開聞岳遠景

開聞岳は薩摩富士とも呼べれているほど姿の美しい単独峰です。単独峰ゆえに遠方からもその姿を確認することが出来ます。連山を形作っている霧島山も良いですが、開聞岳はまた違った姿と趣で山好きを待っています。

日本百名山で一番低い山

開聞岳は標高が924mです。日本百名山で標高が1000mに満たない山は開聞岳のみです。つまり日本百名山で一番低い山なのです。
深田久弥は著書のなかで、その完璧な円錐形と海面からせりあがるような威容に、名山の名を贈るのに躊躇しないと言っています。

開聞岳は1000mにも満たない山ですが、何しろ海からそのまま突き上げた山です。結構きつい登りです。霧島山の韓国岳は1700mありますが、登山口のえびの高原は1000m位の標高があり標高差は700m位でしょう。

らせん状に登る登山道

開聞岳の登山道は変わったルートです。普通、登山道と言うとジグザグに山を登っていったりするのですが、開聞岳の場合はらせん状に登っていきます。ほぼ円錐形の山容の上に谷筋がないのでらせん状に登って行くことで出来るのです。

登山口は「かいもん山麓ふれあい公園」です。駐車場や売店なども整備されていて登山客、家族連れでにぎわっています。最初は林の中を南方向に登っていきますが、暫くすると岩場になります。この辺りから視界が開けてきて目の間に海が広がります。天気が良いと種子島、屋久島などを望むことができます。

更に登っていくと鎖場があります。この辺りから大きく山頂をらせん状に回り込むことになります。登る方向は南から西、北と変わっていき、風景も種子島のある南方の海から大陸方向の西域の海へと変わってきます。

開聞岳山頂

最終的には東方向に進み登山口を左手に見るような形で山頂に辿り着きます。山頂からの展望は素晴らし物があります。ただ山頂は狭く、登山客が多いときは混雑します。

概ね3時間程度で登る事ができます。登山口の看板にはコースタイムが次のように書いてあります

    登山     下山
成人  150分   90分
子供  180分  120分
老人  180分  120分

登山道は整備されており初心者でも登りやすい山ですが、途中に岩場、鎖場もありますので十分に注意してください。小さい子供さんは鎖場など難しいかもしれません。

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